Q2「鼠径部ヘルニア診療ガイドライン 2015」を紐解く
★★★ CQ2すべての成人大腿ヘルニアは手術が推奨されるか?
Answer
すべての成人大腿ヘルニアは手術が推奨される(推奨グレードA)
※「鼠径部ヘルニア診療ガイドライン 2015」22頁より
解説
① 治療の基本
成人鼠径ヘルニアの治療と変わらない
② 手術の適応
嵌頓の場合、生命の危険がある絞扼を伴うことが多いので当然緊急手術の適応である。
嵌頓以外の症例でも、大腿ヘルニアは鼠径ヘルニアと比べ嵌頓に移行するリスクが高いと報告されており、手術がハイリスクでない限り、待機的に手術を行うことが望ましい。
※「鼠径部ヘルニア診療ガイドライン 2015」22頁より
(ただし、太字への変更は筆者)
注記*
腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術の特徴は 小さな傷(ALOHA外科クリニックでは5mmの穴3個)で
- 内鼠径ヘルニア
- 外鼠径ヘルニア
- 大腿ヘルニア
の3個のヘルニア全てを治すことが出来ることです。
また、左側 右側の両側にあった場合は 3個×2=6個のヘルニアを治すことが出来ます。
もし、閉鎖孔ヘルニアも合併している場合はこのヘルニアも治すことが出来ます。
閉鎖孔ヘルニアも嵌頓することが多いヘルニアです。痩せ型の高齢女性に多い疾患です。
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