Q13「鼠径部ヘルニア診療ガイドライン2015」を紐解く
★ CQ13 成人鼠径部ヘルニア修復術に対し形状記憶リングメッシュを用いた鼠径部切開前方到達法による腹膜前修復法は推奨できるか?
Answer
推奨できる(推奨グレードC1)。
※「鼠径部ヘルニア診療ガイドライン 2015」42頁より
解説
2006年にPelissierによって報告された比較的新しい術式である。
Direct Kugel法も類似。これらの術式は腹膜前腔の十分な剥離を必要とするため、鼠径部腹膜前腔の広範な剥離操作が行われている症例(根治的前立腺切除、腹腔鏡下鼠径ヘルニア修復術など)では適応外とすべきである。
※「鼠径部ヘルニア診療ガイドライン 2015」42頁より
注記*
→腹膜前腔を小さな隙間から剥離するのであれば、腹腔鏡で拡大視しながら行う腹腔鏡下ヘルニア手術(TEP。TAPP)を好みます。
TEP:totally extraperitoneal repair
腹腔鏡を用いた腹膜前到達法による腹膜前修復法
TAPP:transabdominal preperitoneal repair
腹腔鏡を用いた腹腔内到達法による腹膜前修復法
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